ハーフタンギングって何??3 〜スキャットが大事な訳

スキャットってなに?

Ella Fitzgerald のスキャットソロを参考資料で載せておきたいと思います!!

そもそもスキャットとは!!Wikipediaによると!!

スキャット (Scat) とは、ジャズやポップスなどで使われる歌唱法のひとつ。意味のない歌唱、たとえば「シャバダバ」「ドゥビドゥバ」「パヤパヤ」「ルルル」といったような音声をメロディーにあわせて即興(アドリブ)的に歌うこと。この歌唱法は、「歌」というよりも声を一つの楽器として表現する手法である。

とあります!!

ジャズを志す方々は!!自分のアイドルであるプレイヤー例えば!!チャーリーパーカー、キャノンボールアダレイ、アートペッパー、ソニーロリンス、デクスターゴードン、スタンゲッツ・・あげたらキリないいですけどね!!そういうプレーヤーのソロを!!譜面に自分で採譜して!!そしてニュアンスを真似て!!少なくともスキャットで口ずさめるように練習しなければなりません!!

その上で!!楽器で実際に吹いて!!完全に似せるという練習を沢山する必要があります。

スキャットとさまざまなテクニック!!

ハーフタンギングを語る場でなぜスキャット??そう思われるかもしれません!!

しかしサックスでジャズを演奏する場合(ジャズだけではないですけど)お腹まで深く吸った吸気は!!お腹の筋肉に支えられながら!!風船が縮むかのように一定の圧力でお腹から漏れ出るように音を作っていかねばなりません!!その圧力に関係なく!!口先ではバルブを開閉するかのように息の量を調整し音量等をコントロールする!!

そしてここからが重要!!

お腹からくる息の圧力は常に一定である中!!ニュアンスは!!口先のさまざまなテクニックで表現する!!その時!!口の中では!!あたかもスキャットを口ずさむようなさまざまな動作が繰り広げられているのです!!コレは本当!!

一定の息の圧力をお腹から受けながら!!あたかもスキャットを口先でしている!!これがジャズ(be bop)のニュアンスのある吹き方の正体なのです!!

ジャズとハーフタンギング

ですからジャズにおけるハーフタンギングというテクニックは!!さまざまな表現をする手段の一つであって!!決して目的ではないのです!!これがハーフタンギングの正体!!そういうことなのです!!

ジャズのニュアンスを得るには!!まずはスキャットの練習をしましょう!!もともと外国の音楽であるジャズ!!我々日本人は!!慣れない英語の発音を飛びこえてジャズに関わるしかないのです!!もう!!身も心も!スキャットに捧げる気持ちが必要なのかもしれません。

この時!!特にビバップのニュアンスを出す時!!あまり張り切って!!大きな音量を主軸に演奏するのはいただけません!!あくまでも抑揚が大事!!そのためには!!60%くらいの音量をベースに表現することが大事です。そうしないと!!強めのアクセントなどが生きてきませんからね!!・・・個人的な筆者の意見ですけど!!