「サブトーン」っていったいなに?!
まずは「サブトーン」ってなに??って方も中にはいるかもしれません。
「サブトーン」とは「プシュ〜」っと「ズズズ〜」っと息の混じった不思議な音で!!特にテナーサックスの低音部などで魅力を発揮するテクニックです!!ムードたっぷりな演奏には欠かせないですね!!
わかりやすい例を挙げるとコチラの曲のイントロなどは「サブトーン」を効果的に使った演奏です!!
石原裕次郎さんの「夜霧よ今夜も有難う」という曲です!! はっきりと「サブトーン」というテクニックがお分かりいただけたと思います。
この時代は「サブトーン」を駆使して演歌や歌謡曲を情感たっぷりに歌い上げる「ムードテナー」というジャンルも人気で!!「サムテイラー」というテナーサックス奏者は日本限定でかなり人気があったものなのです!!
・・・え?そんな昭和感満載のテクニックなんて現代のポピュラーサックス奏者に必要なの??・・・やっぱりそんな疑問が頭をよぎりますか??
実はこのテクニックって!!アルトだろうがテナーだろうがソプラノだろうが!!ポピュラーサックス奏者には必須!!
というか!!批判を恐れずにいうと!!全ての音域!!全ての楽器を!!サブトーン主体で吹いているのが正解!!といっても過言ではない!!筆者はそう思っています。
サブトーンが生まれた背景
筆者はこう考えます!!1920年代スイング時代のビッグバンドでは「サブトーン」は存在したのか??実はそんな概念はあまりなかったのではと!!おそらくブラスバンド(吹奏楽)やジャズのビッグバンドの垣根もはっきりしていなかったのではとも思います・・・・。
時代が進み、1940年代アメリカの景気に陰りが見え始めると!!予算の関係もありジャズはコンボでの演奏が普及し始めます。
この時サックス奏者は!!生音のピアノ、生音のウッドベース、生のドラムとの演奏を共にしなければならなくなった時!!セクションではないソロとして!!他の楽器に音量を合わせる必要性から「サブトーン」が生まれたのではないか!!生音に合わせるのにただただ音量を下げるのではなく!!5〜6割の音量にボリュームを落としながらも緊張感のある表現!!これを模索して生まれたのではないかと思っています。
逆輸入的にその後のビッグバンドにもサブトーンの表現が使われていったんじゃないかなおそらく・・・・??(個人の見解です)
以前筆者が言った!!ジャズコンボでの演奏においてあまり大きな音を主軸に演奏せず!!あくまでも抑揚が大事なので!!60%くらいの音量をベースに表現することが大事!!ということにも繋がります。
スキャット的なアクセントは瞬間的であり多少の爆発力は一瞬ということで許容され抑揚となりますが、バランスを無視した大きな音量が続くのは音楽としても成り立ちません。音楽は全体の調和が大事ですからね!!
それでは次回は!!サブトーン実践編です!!