シリーズ1(1981~1985年)
全く出会ったことがないので傾向はわからないですが、先輩の奏者がお使いになっていたので 伺ったところ、非常にいい楽器だと満足されてる様でした。
時間をかけて鳴らしていくといった傾向はマークセブン、シリーズ2(ジュビリー前までの)に通じる部分も多いと思います。
たったの5年間しか作られてない機種であるため本数も少なく入手は困難です。
実はこの頃、今ではサックスの世界三大メーカーと呼ばれる日本の YAMAHA、ヤナギサワが台頭してきてセルマーの経営はあまり芳しくなかった様です。
日本のメーカの製品は安価でありながら高品質でしたから。YAMAHAとヤナギサワがセルマーを追い詰めていたなんて!!
日本メーカーの躍進は喜ばしいことですが少し複雑な思いです。
そんななかセルマーは起死回生にと手作業の工程を減らしコストダウンを大幅に測ったシリーズ2の開発に着手していくのです。