ハネる16ビート!!間違ったノリかたしてない??

やっぱかっこいいハネもの16ビート!!

バンドなんか組んで!!少しみんな上達してくると!!こういうノリの曲!!やりたくなりますよね!!

(余談ですがこういうビートのサンプルを探していたら!!共演経験が何度かあるドラマーの「松岡健」さんのページを発見してしまいました。使わせていただきます!!ちなみに2025年4月25日にもご一緒する予定です!)

言葉にしていうと!!「ドゥクドゥクダクドゥク」のように!!16部音符が2個単位で少しハネているようなビート!!ハーフタイムシャッフルなんて言い方もありますね!!

もしこのビートに!!「カエルの歌」のメロディを載せるとしたら??もしかしてこういう風に吹いてしまっていませんか??

え?そりゃあビートそのものがそういうリズムなんだから!!これが正解でしょ??

そう思うのはちょっと待って!!正解はこうなんです!!

ハネる16ビートにのせるメロディ!!ホーンセクション!!こういう時はハネずに!!全てイーブンでノルのがセオリーなんです!!

ヘェ〜!!目から鱗!!考えたこともなかった!!そういう方も多いでしょう!!でも!!今回は実例を見ながらイーブン(ハネずに)でノった方がかっこいい!!これを体感していきましょう!!

ハネものの上でハネない!!実例集!!

まずはPhil Collins Big Band の Pick up the piecesです!!

ドラムのフィルコリンズは明らかにハネているのに!!メロディのセクションはキチキチにイーブンですよね!!

続いてはTower Of PowerのSouled Out です!!

ドラムは明らかにハネているのに!!ホーンセクションはベタベタにイーブン!!

同じくTower Of PowerのYou Ought to Be Havin’ Fun

ホーンセクションの「ダダッダダッ」って部分もちゃんとイーブン!!

最後も!!Tower Of PowerのSquib Cakes

バリトンサックスも見事にカッチリイーブンで吹いてますね!!

とりあえずこれはセクションの時にはほぼ絶対!!ビートはハネててもセクションはハネない!!これがソロになると!!カッチリイーブンでノってもいいし!!ビバップなフィーリングで攻めてもいいと思いますけど!!ドラムとリンクしてハネるのは絶対NG!!

だってカッコ悪いもん!!

じゃあJAZZの場合はどうなのさ!!

筆者が思うには!!スイング時代のJAZZ!!よく譜面の頭にこういう指定がされてる場合!!

それはまぁこういうニュアンスで演奏しても差し支えないとは思うんです!!例えば「ムーンライトセレナーデ」とか「グッバイ」みたいな曲ですね!!

ただ!!ビバップ以降のメロディの感じ方に!!この方式は持ち込まないほうがいいかなって!!筆者は思っております!!

以前「スキャット」大切さを説いたことがあると思うんですけど!!もうその時代のミュージシャンは!!ハネるとかハネないとか考えながら演奏してないと思うんですよ!!「スキャット」で出てくるニュアンスに!!ただ従って演奏してるって思ってます。ハネすぎてカッコ悪い場合が出てくるなら!!なんならイーブンに近い意識で4ビートにノるほうが健全!!そこまで思ってます!!少なくとも上の三連符のようにノってる演奏は見たことがありません!!ジャズミュージシャンから出てくる独特のノリは!!ハネるというか!!もう土着の意識から来てる!!そう思ってます!!

少なくとも!!ハネすぎはめちゃカッコ悪い!!息の圧力を一定にして!!スキャットのようにニュアンスを出す!!結果!!ハネてるだのハネてないだのとは違う次元の演奏になってる!!これが理想な気がしますよ!!