リファレンス(2000~)
リファレンスの発売はシリーズ3発売から5年後。
シリーズ3はあきらかにマークシックスを意識した設計でしたが、さらにマークシックス色を打ち出した機種としてアルトのリファレンスが、テナーは36と54の2種類が発売されました。
36年はバランスアクションの発売年であり54年はマークシックスの発売年。
過去の名器に一番コンプレックスを抱いていたのは他ならぬセルマー社だったのかもしれません。
とはいえ当時のシリーズ2の部品を流用したりと専用の設計部分ばかりではなかったと思います。それでもアルトの飴色のラッカーはアメセルの色を彷彿とさせやはり憧れの対象でした。
テナーの36のサックス奏者の評判は良かったと思います。54の方はサテンの管体に汚し加工が施されておりどことなくプラモデル感がありました。
(それならば普通のブラッシュドサテンの方が・・と残念に思い筆者はシリーズ3のブラッシュドサテンを購入しました。結果的にはそれで良かったと思っています。)
シュプレームやシグネチャーの発売により生産は終了した様です。