とんでもいない棒吹き
ポピュラー系サックス奏者における表現として、とても重要な要素として「グルーヴ感」のある吹き方があります。具体的に言うと!!サックス奏者としてポピュラー音楽を演奏するとき、特に動きの少ないメロディを吹く時にこうなってしまうことはありませんか??
「平坦でとんでもない棒吹き状態!!」
想像してみてください。あなたがもし「カエルの歌」をゆっくりと崩さずに演奏する事を!!メロディは4分音符でしか動かない。たっぷりと息を使って吹いたとしても!!どうやっても!!いくら足掻いても!!「棒吹き」にしかならない気がしませんか?
しかも!!そんな簡単なメロディであるにも関わらず!!その「カエルの歌」を吹くことであなたの実力を評価される場面がきたとしたら??
「いやぁ!!私はもっと複雑なフレーズも難なく吹けるし!!こんな曲で実力を判断してほしくないんだけど!!」・・・・ごもっともです・・・。
ポピュラー系サックス奏者に求められるもの
しかし!!特にポピュラー系サックスに求められるのは複雑なフレーズばかりではありません。
もちろん間奏などのsoloパートでは!!発想力、 即興演奏力、フレーズの構成力、曲に合ったフレーズを紡ぐセンスなど様々なことが求められます。でも!!その前に!!もっとその前の段階で!!簡単なフレーズを吹くだけで!!実力の差がハッキリと表れる!!そうは思いませんか??
実力のあるサックス奏者って!簡単なフレーズを奏でるだけで!!メチャクチャかっこいい!!そう感じたことはありませんか??
その要素には大きく分けて2つあります。前回触れましたが「ポピュラー系サックス奏者のアンブシュア」からくる豊かな表現力!!具体的には例えばサブトーン!!枯れたジャズらしい中音域!!太く豊かな音色!!高音域のファズトーン!!そういった音色の魅力が大きな要素であります。
ですがそれに加えてもうひとつ!!今回ご紹介したいのは!!サックスの音色に「グルーヴ感」を加味すると言う方法です!!
長くなりそうなので詳しい解説は次回!!